秘密基地vol.7 に出演しました。


 2017年12月、京都の「秘密基地 vol.7 」というイベントで演技をしてきました。

 「秘密基地」は、ジャグリングをテーマとしたパフォーマンスを集めたオムニバス形式の公演。
 「ジャグリングをテーマとした」という言い方をしたのは、演技の中には、「ジャグリング」と謳いつつも演劇や、よりコンセプチュアルなことをする人もいるからです。
 今回ならば、たとえばヲサガリという団体が「喋りながらパイプ椅子を積む」という演目を披露しました。何も言われずにこの演目を見たら、まずこれをジャグリングだと認識する人はいないと思いますが、ジャグリング公演の中でこれを見ることによって、果たしてこれをジャグリングと呼べるのか、ジャグリングであるとするならば、この演目のどの要素を以てジャグリングとするのか、といった根源的な疑問を持つこともできて、その点で興味深いです。

  秘密基地の公演回数は既に7回を数え、ジャグラーの間での認知度も高まっていると思います。このイベントを主催する団体ピントクルは、もともと自身らもパフォーマンスを行う目的で作られましたが、最近は代表の交代などもあり、方針を変えて秘密基地を開催するのが主な目的、という方へ向かっているようです。
 共演したのは、パ技ラボ、中西みみずと愉快な仲間たち、デビルスティックの小澤さん、8リングのヤスナリさん、ゴ〜チョさん、ヲサガリ。 
 パ技ラボは、東京から京都の照明を操作する、という実験的な内容。 中西みみずと愉快な仲間たちは、お金というシステムに隠れた「ジャグリング性」をモチーフにしたような演技、小澤さん、ヤスナリさんは、技術が光る、ジャグリングをとことん見せる演技、ゴ〜チョさんは、アドベントカレンダーをモチーフにした、暖かい空気の演技。セットがよく作り込まれており、ゴ〜チョさん自身が持つ空気感も魅力でした。 横濱ハッピーターンの公式な場での発表は、結成の2017年5月以来3回目ですが、ここに来て少しずつ手応えを感じています。 会場で売らせて頂いた革製のボールホルダー”OMUSUBI”も好評でした。




 技術的な見応えが今ひとつ、との指摘もあったので、パフォーマンスをさらに磨き、もの作りや、それ以外の表現方法についても実践していくことが今年の活動の軸です。 HPの改装にも新たに取り組み始めました。これからしばらくデザイン変更などで閲覧しづらい状況になることがあるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。

秘密基地の出演者 by Haruki Tomisako


Text by Naoya

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